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新年のご挨拶(平成22年 初春)

あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、ご家族お揃いで新しい年を迎えられたことと心からお慶び申し上げます。

昨年の第45回総選挙では、皆様に多大なるご支援をいただき改めて衷心より御礼申し上げます。この選挙は、自由民主党にとって厳しい逆風の中でありながら、私は小選挙区で当選させていただくことができましたが、大阪の多くの同志が議席を失う辛い結果となりました。私は、自民党の副幹事長として、また党大阪府連の会長代理として、今後は失った党への信頼の回復につとめるとともに、難局に臨む国政を野党の立場からしっかりと論戦していきたいと考えています。

一昨年の世界的な経済危機に端を発して、我が国では、企業の倒産や失業者の増大、そして所得や中央と地方の格差などの様々な問題が深刻の度を増しています。鳩山政権は、こうした事態に対し、子ども手当ての給付、高校授業料の無償化などマニフェストで掲げた施策の実現に窮々としていますが、財源の確保に阻まれて後退を余儀なくされています。それどころか、選挙のいわばスローガンとしてきた脱官僚、鳩山総理大臣や小沢幹事長周辺で取り沙汰される「政治と金」の問題にも蓋をして、早くも政権維持に汲々としているというのが実情です。

言うまでもなく、ひたすら豊かさを求めて、効率と利益優先で突き進んできた戦後の資本主義は、大きな曲がり角に差し掛かりました。加えて未曾有の少子高齢化社会です。私は、経済活動にだけ目を奪われていたのでは、新たな展開は難しいと考えています。より良い未来を創造するために私たちは何をなすべきか、未来の社会に今の私たちがどうしたら貢献できるのか、という視点から成長の戦略を考え直してみる必要があるのではないでしょうか。未来生活が必要とするものは地球環境の保護だけではありません。若い人の間では、最近、社会貢献を目的とした企業創設の動きが活発だと聞いています。教育や医療、福祉、科学技術、文化、地域の活動や街おこしといった様々な分野で新たな取り組みの兆しがあり、その試みはすでに芽を出しています。鳩山政権は、国民に手当を支給することを最重要課題としていますが、未来に残せるのは1000兆円を超える借金というのでは情けない限りです。未来に託せるものをこれからの成長の糧として光をあて、大事に育てていくことも政治の使命だと思います。

今年の干支は庚寅(かのえとら)。庚の字は「あらたまる」で、草木の成長が行き詰まり、新たな形に変化しようとする状態を、寅には、志を同じくするものが助け合うという意味があるそうです。干支にあやかって、経済も未来の社会も安心と夢のある「あらたまる」変化の年になるよう頑張ってまいります。

末尾になりましたが、皆様方の益々のご多幸とご活躍を祈念しまして、新年のご挨拶と致します。

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