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平成15年8月15日~18日、西野あきらは自由民主党副幹事長として、山崎拓幹事長と共に新生カンボジアを訪問しました。
| 1. | 新生カンボジア王国誕生10周年、日本・カンボジア外交樹立50周年の節目として、両国の関係をより一層確固たるものとするため。 |
| 2. | 7月に行われた総選挙が、過去最良の雰囲気の下で、大きな混乱も無く平穏に行われたことに祝意を表するため。 |
| 3. | また、カンボジアにとって、経済発展を促進し、貧困撲滅等を実現するため、経済改革を一層推進する事が最大の課題となると思われるが、日本としても、経済協力等を通じて、カンボジア経済発展の土台づくりに協力していくことの意思表示をするため。 |
| 1. | 先の7月27日第3回総選挙直後で多忙の中にもかかわらず、フン・セン首相と一時間半にわたり有意義な意見交換をしました。 |
| 2. | 10年前、ポル・ポト悪政来の初の民主選挙が行われた際に、UNV(国連ボランティア選挙監視委員会)メンバーとして活動中に殉職した、東大阪在住であった中田篤志氏の慰霊碑に参拝しました。 |
| 3. | 13世紀の世界遺産であるアンコール=ワット、バイヨン寺院等を、現地調査研究を数年前から実施している早稲田大学のJSA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)中川団長・上智大学石澤教授らより、生の説明を受けながら視察しました。さらに10年程度の調査が必要で、我々もバックアップしていくつもりです。 |
| 4. | その他、ラナリットFU(フンシンペック党)党首、ソー・ケーン副首相兼共同内務大臣と会談、高田警視慰霊碑の参拝等を行いました。 |
| 1. | 総選挙の結果、第1党として信任を受けた人民党としてどのように内閣をつくるか注目されており、憲法上、内閣信任には2/3である82議席が必要であるが、(フン・セン首相が副党首を務める)人民党と国王子息のラナリット殿下が党首を務めるフンシンペック党が連立を組むべきであるという考えを述べられました。 |
| 2. |
日本からの多額にわたるODA支援に感謝の念を表していただきました。 →カンボジアの紙幣や郵便切手に、日本のODAで造られた「スピアン・キズナ(きずな橋)」を印刷していることからも、国を挙げての感謝の意思が明白です。 |
| 3. | シアヌーク・ビル港の2期事業、約160mのコンテナ着手埠頭へ支援をお願いされました。(1期事業は日本の有償支援で既に着工済み。240mの埠頭が2004年9月に完成予定。) |
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| 【写真】 フン・セン首相と共に(左から、山崎幹事長、フン・セン首相、 西野あきら、小川大使) |
| 1. | 「総選挙の結果、人民党が第1党となったが、それはあくまでもフン・セン首相の退陣が前提の結果である。組閣は我々フンシンペック党と人民党、そして第3党のサム・ランシー党を加えた3党連立で行うべきで、新首相にはフン・セン首相以外が選ばれるべきである。」との見解。 |
| 2. |
それに対して山﨑幹事長の見解。 →民主主義の常道としては、首相を指名するのは第1党である。それで決められたことには、従うべきではなかろうか。まずは組閣をして、政治の安定を図ることが重要だ。 |
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| 【写真】 ラナリット国民議会会議長(フンシンペック党党首)と共に |
フン・セン氏とラナリット氏の思惑にはかなり開きがあり、私としては早く組閣してカンボジア国民を安心させてほしいです。前回の総選挙の際には、選挙結果が出てから組閣するまで4ヶ月もかかってしまい、政治的空白による損失は計り知れないものがあったことでしょう。今回は、両氏が一刻も早く歩み寄ることを祈るばかりです。
また、カンボジア国民の親日ぶりに、非常に好感を覚えました。レストランや街中で出会った現地の人たちは、我々に笑顔で話しかけてくれます。(現地の言葉があまり理解できないのは残念ですが。)歴史的にも、日本とカンボジアは友好的関係を築いており、一般の国民からでも、日本に対する明らかな好意的感情が感じられました。
日本はカンボジアに対して、毎年約120億円のODAを行っていますが、それは決して日本にとって無意味な経済援助ではないと、強く感じました。支援をして感謝される、感謝されるから支援する。我が国とカンボジアの関係はこのような好循環に支えられていると思います。カンボジアに対するODAは、より一層、重点化するべきであると思います。